ESXiでゲストOS(Linux)にVMware Toolsをインストールする方法

ESXiへの移行作業がほとんど終わったのですが、未だにVMware Toolsをインストールしていなかったのでどうやったかメモしておきます。

ちなみに公式のマニュアルはこちら

今回はESXiのゲストOSであるUbuntuServer14.04にインストールしていきます。

まず、vSphere Clientにログインし、インベントリにある対象の仮想マシンを右クリックします。

メニューにある「ゲスト(G)」から「VMwareToolsのインストール/アップグレード(W)」をクリックします。

メッセージが出ますが、そのままOK

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lvextend+resize2fsでLVMなパーティションを拡張

現在サーバーの仮想化を行っておりまして、ブログにアクセス出来ない状態が発生しておりまして申し訳ありませんでした。

環境的には安定してきたのですが、色々あってこれまで使ってきた環境と録画鯖を分けることになりました。

UbuntuServerで構築しているのですが、その際にパーティションを拡大する必要がありまして、初めての作業でしたのでメモしておきます。

UbuntuServerでLVMでパーティションを作成しており、ルートディレクトリの拡張を行います。

また、例としてVG名がhoge-vg、LV名がrootであり、10GB拡張することにします。

最初、コマンドでやるのめんどくさそうだな、と思いまして、デスクトップ版のライブメディアからブートしてGPartedを使ってパーティションの拡張をしました。

視覚的に作業が出来て非常に楽だったのですが、これだけではサイズは元のままでした。

そこで色々調べた結果、

sudo lvextend -L 10G /dev/hoge-vg/root

としてまずパーティションを拡張します。ブロックが足りないって怒られたら拡張する容量を下げればおっけー。

容量を考えるのがめんどくさい場合、

sudo lvextend -l +100%FREE /dev/hoge-vg/root

とすれば空き領域すべて使って拡張してくれるそうです。後で知りました。

で、最後にファイルシステムを拡張します。

resize2fs /dev/hoge-vg/root 10G

パーティションを拡張した時に容量を指定しなかった場合、

resize2fs /dev/hoge-vg/root

という感じで容量を指定しなければ空き領域をすべて使って拡大されるようです。後で知りました。

dfしてちゃんと広がってるか確認しておきましょうね。

これらの作業はシングルユーザーモードに入る必要もなく普通に実行することが出来ます。便利。

また、縮小する場合はこれの逆の順番に行うとできるようです。

 

最初のGPartedでの作業は必要なのかしら…?


Linuxシステムに意図的な負荷をかけるstressコマンド

例えばシステムの高負荷時の挙動を見たいとか、消費電力を確認したいとかいう場合、意図的に負荷をかけることのできるstressというコマンドが存在します。

CPUはもちろん、メモリやストレージにも負荷をかけることができる模様。

sudo apt-get install stress

で簡単にインストールが出来ます。

使用方法は、

stress --cpu 2 --timeout 1m

のような感じ。上の例ではCPU2コアに一分間負荷をかけ続ける事になります。

他にも–vmではメモリ、–hddではHDDへの負荷をかけられるようです。

詳しくはヘルプを見て下さいね!

Linuxでベンチマーク「UnixBench」

例えばCPUを交換する際や、他のマシンとの性能比較の基準としてベンチマークテストがよく利用されます。

私も過去のレビュー記事を見ていただければわかりますが、ベンチマーク大好き人間です。

Windowsであればゲーム関連のベンチマークなどとっても充実しているわけですが、Linuxでもあるのかな?と思い検索してみたところ、ありました。

UnixBench。

このUnixBenchは、1983年に開発され、コンピューター雑誌に掲載されたことから一気に広まったベンチマークソフトだそうです。

SPARCstation20_front_and_rear

SPARCstation 20-61という超古いUNIXマシンのスコアを10としてシステムのスコアを算出することが可能です。

このスコア、CPUやメモリだけでなく、OSやライブラリなどにも依存するそうで、そのシステムの総合的なパフォーマンスの測定が出来そうです。

例えば同じマシンでも仮想化して比較したりしたら楽しそうですね。

今回はこのベンチの使い方をザクっと説明いたします。

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Comskipを使って録画データのCMを全自動でカットするスクリプト

先日PT3+Chinachuな録画サーバーを構築したお話をしたわけですが、現在はもっぱらアニメを録画させています。ほとんど見てないけど。

30分の番組を録画してファイルサイズは大体3GB弱。非常にかさばります。もちろんエンコすることでコンパクトに出来るんですが、その前に邪魔なCMを消すことでよりスマートにしようというのが今回の目的であります。

CMをカットするスクリプトといえば、ComskipBatch.rbというrubyで書かれたスクリプト。これを使ってコマンドを打てば手動でCMカットの処理をさせることができるのですが、今回はシェルスクリプトとcronの力を使って全自動でカットさせてしまいたいと思います。

また、CMカットが正常に出来たかも簡易的に判定するようにしました。

Comskipとffmpegのインストールは上記の解説ページ通りにやれば大丈夫でした。

ffmpegのインストールに関してもリンクが張られています。ubuntu14.04 にffmpegをインストールする – UbuntuによるEco Linuxサーバ構築記がそのリンク先なのですが、ここに書かれているコードを全部コピーしてシェルスクリプトとして実行すればワンタッチでいけました。すごい。

最後のエンコードテストだけファイルがないといってエラーになったので、ここは手動でやり直しましたけどね。

というわけで、Comskipとffmpegのインストールが終わったら早速シェルスクリプトを書きましょう。

※この記事に掲載しているスクリプトですが、どうやら動画の長さを正しく判定できなかったりしてなんやかんやうまく動かない場合があるようです。
もし利用する場合はご自分で色々調整されることをオススメ致します。

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