前回ArchLinux本体のインストールまでできたはずです!
ので、今回はシステム設定をやっていきます。
未だにISOから動かしてるだけですので、早くディスクを抜きたいですよね!
というわけで、今回はシステム設定編です。
ディスク上でやる作業としては最後のはずですので、もうひと頑張りしていきましょう!
・システム設定
システムのインストールができたら、細かい設定を変更していきます。
まず、起動時にディスクをマウントさせるためのfstabの作成
root@archiso ~ # genfstab -U -p /mnt >> /mnt/etc/fstab
これでfstabが生成されます。
さて、ここからの作業はchrootしてから行っていきます。
root@archiso ~ # arch-chroot /mnt
でchrootに入りましょう。
ロケールの設定をします。
sh-4.3# nano /etc/locale.gen
早くvim入れたい…。
じゃなく、locale.genファイルを開き、en_US.UTF-8 UTF-8とja_JP.UTF-8 UTF-8のコメントアウトを外してください。
私はenじゃなくてesをコメントアウトしていて後々苦労しました。気をつけて下さい。
保存して終了したら
sh-4.3# locale-gen
を実行してlocaleを生成します。
続いてLANGの設定として
sh-4.3# echo LANG=en_US.UTF-8 > /etc/locale.conf
sh-4.3# export LANG=en_US.UTF-8
を実行してください。
んでシステムのキー設定も日本語106にしたいので
sh-4.3# nano /etc/vconsole.conf
でファイルを作成し、KEYMAP=jp106を追加します。
続いてタイムゾーンなどの設定。
sh-4.3# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
をしてリンクを貼り、
sh-4.3# hwclock –systohc –utc
としてハードウェアクロックの設定もしておきます。
次はホストネームとパスワードの設定。
sh-4.3# echo “Hostname” > /etc/hostname
sh-4.3# passwd
Hostnameはご自分で決めてくださいね。また、パスワードは2回入力させられます。
ここまでで大体のシステム設定は終了です!お疲れ様でした!
・ブートローダーのインストール
ブートローダーのインスト-ルを行います。
今回はGRUBを使用。
もしマルチブートするっていう方は、
sh-4.3# pacman -S os-prober
でos-proberをインストールし、別のシステムを検索してくれるようにしておきます。
sh-4.3# pacman -S grub
としてgrubをインストールした後、
sh-4.3# grub-install –recheck /dev/sda
とインストールコマンドを実行します。
で、インストール後は必ず
sh-4.3# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
を実行して設定ファイルを生成させます。
私はコレを忘れて起動しなくなり泣きそうでした。
さて、後はシステムを読み込むだけ!再起動しようぜ!
という気持ちをぐっと抑え、再起動後に楽をするためにもう少しガンバリマス。
sh-4.3# systemctl enable dhcpcd.service
をしてDHCP接続してくれるようにしておきます。
コレをしないと次回起動した時にネットにつないでくれません。私はやらかしましたので。
その後は
sh-4.3# exit
root@archiso ~ # umount -R /mnt
root@archiso ~ # reboot
として無事に再起動できればインストール作業はひとまず終了です!
コレでアナタもArchユーザー!おめでとうございます!
しかし、ここからが本番です。
自分だけの素晴らしい環境を手に入れるまで、もう少し!
次回へ続く!
ArchLinuxセットアップシリーズ
インストール編
システム設定編
初期設定とデスクトップ環境導入編
日本語化編
デスクトップ環境向上編
sh-4.3# hwclock –systohc –utc
というところは
sh-4.3# hwclock ––systohc ––utc
のではないのでしょうか?