どうも、PCOKです。
Z97 OC Formulaが着弾してから気がつけば一ヶ月近く経過しようとしています。
申し訳ない…。
実はまだOCのデータが取りきれておらず(後アンコアのOC)もう少しかかりそうですので、とりあえずマザー本体のレビューだけでもしておこうかなと。
改めて、今回レビューの機会を与えてくださいましたウィズテック・Vspec様、本当にありがとうございました。
それでは、AsRock Z97 OC Formula レビュー前半をどうぞ!
・スペック
スペックの中でも特徴的なものを紹介しておきます。
詳しいスペックは公式ページを御覧ください。
全部書こうとしたら長すぎて…
・CPU
Intel第 5 世代、新第 4 世代、および、第 4 世代プロセッサーに対応 (ソケット 1150)
・メモリ
デュアルチャネル DDR3 3400+(OC)
・PCIe
3 PCIe 3.0 x16, 1 PCIe 2.0 x16, 2 PCIe 2.0 x1
AMD 4-Way CrossFireX™およびNVIDIA® Quad SLI™
・ストレージ
SATA*8(うち一つはSATA Expressで使用)
M.2 SSDに対応
・チップ類
Purity Sound™ 2
Qualcomm® Atheros® Killer™ LAN
USB3.0ヘッダ、USB2.0ヘッダ各一つ
と、CPUはHaswell・HaswellRefreshだけでなく、Broadwellまで対応しております。
メモリはDDR3の3400+のOCメモリまで、最大32GBに対応。
私がOCメモリを持っていないことが悔やまれます…。
グラボは4WayのSLI・CFXに対応しております。やったね。
PCIはありませんので、もしPCIが必要な場合はどうにかしないといけません。
ストレージはSATAはもちろん、M.2 SSDにも対応しています。
更に、今後の対応機器登場が期待されているSATA Expressという新規格にも対応。
LANチップにはKillerE2200というゲーミングチップを使用しています。
これがどれだけ早いかは後々記述します。
オンボードサウンドにPuritySound2という独立したチップを搭載しています。
主に低音が改善される模様。
・ASRockスーパーアロイ・OC Formulaキット
と、ここまで紹介してきたスペックは、同レベルのものが他のマザーにも搭載されていそうですよね。
ここでOC FormulaにしかないOCに特化した特徴が、ASRockスーパーアロイとOC Formulaキットと呼ばれるものです。
説明は以下
ASRock スーパーアロイ
– XXL アルミニウム合金製ヒートシンク
– プレミアム合金チョーク (鉄粉製チョークと比較して、コア損失を70%低減します)
– デュアルスタック MOSFET(DSM)
– NexFET™ MOSFET
– Nichicon 12K プラチナコンデンサ (日本製高品質の高導電性固体コンデンサ)
– サファイアブラック PCB
デュアルスタックMOSFET、NexFETMOSFETを採用することによって、CPUおよびDRAMに効率よく電力を供給し、かつチップの温度を抑えられるようになりました。
また、それを覆うXXLアルミニウム合金製の大型ヒートシンクは、素晴らしい冷却効果を発揮します。
更にニチコンプラチナコンデンサを採用することで、他のマザーボードに採用されるコンデンサに比べて寿命を20%伸ばすことができたとか。
サファイアブラックPCBは…マザーボードを美しく魅せるためのこだわりです。素晴らしい。
次
OC Formula キット
– OC Formula 電源キット – 12 フェーズ CPU 電源設計 + 4 フェーズメモリ電源設計, デジタル電源, Multiple Filter Cap, Jumbo V
– OC Formula コネクタキット – 高密度電源コネクタ, 15μ ゴールドコンタクト
– OC Formula 冷却キット – 8 レイヤー PCB, 4 x 2oz コパー
– OC Formula モニターキット – マルチサーマルセンサー
CPU電源の12フェーズ電源回路、さらにメモリにも4フェーズの電源回路を設けることで、他の製品に比べて高いOC能力を持ち、さらに温度を抑えることが可能です。
各コネクタには高密度電源コネクタ、ゴールドコンタクトが採用され、電力損失と温度を抑えることができます。
モニターキットというのは、後に付属ソフトをレビューする時に詳しくお伝えしますね。
・開封
ここまで文字ばっかりでお送りして参りましたが、やっと動画・画像を載せられます。
皆さんお待ちかね(?)の開封動画です。
金色のヒートシンクがかっこいいー!
赤、黒、青はよく見ますけど、金色ってなかなか無いですからねぇ。
付属品は、マニュアル、ソフトウェアマニュアル、ドライバCDと、
巾着袋の中にバックプレート、SATAケーブル*4、HDDSaver用SATA電源ケーブルでした。
今HPを見てたんですけど、付属品に– 1 x M.2_SSD (NGFF) ソケット 3 用ねじとか書いてあり、
もしかして何にも入ってなかった袋はこれの…?
まぁ、オーソドックスな付属品ですね。巾着袋はOC Formulaシリーズ定番なんだそうです。
同じASRockの990FXExtreme4は無駄に付属品が豪華でしたので、ちょっと残念。
黄色を基調とした配色なので、他のパーツと少し合わせにくいかも?
水冷を入れるならクーラントの色は黄色で決まりですね。
そういえば黄色のLEDファンとかってなかなか見ないですね。
・取り付け
早速取り付けて行きましょう!
まずi7 4790Kちゃんを取り付けます
ヒートシンクとその下のフェーズ回路が非常にかっこいい。
こんな感じ
んでグラボを取り付けて終了です。
もう配色がすごいことになってますね。
ちなみにLEDが青色なので、最終的には青に染まります。
・本体
なんてタイトルつければいいのかわからずにこんなタイトルにしてしまいました。
本体の写真とともに、上で紹介できなかった部分も含めてその機能・特徴を見ていきます。
・背面
USB2.0が4つ、3.0が6つあります。十分ですね。
PS/2ポートも健在です。最近はPS/2ポート未搭載のモデルも増えているそうですので一応。
画面出力はHDMIです。
今どきはこれ縦についてるんですねぇ。
もちろんCMOSクリアスイッチ搭載です。
これすっごく便利なんですよね。990FXのときめっちゃ使いました。
・CPU用8ピン電源
これが2本必要です。
1本だけでも動作はすると思われますが、もちろん2本挿すことによって安定した電力供給が可能になるわけですよね。
これを活用するためには割りと大容量の電源が必要だと思われますので、注意してください。
私は2つもねぇよねぇよと思ってたんですけど、ちゃんと2つついてました。
銀石の1000W電源にはケーブル2本入ってましたので、このクラス以上の電源であれば大丈夫そうです。
・電圧チェック
この右の縦長のやつなんですけど、これ最初なにか全くわからなくて困惑しました。
どうやらここに電圧チェッカーを挿すことで、電圧を正確に計測することが可能だそうです。
OC用ハイエンドマザーには搭載されているものがあるようで、ガチOCするときにはいろいろと使うんでしょうねぇ。
・サイン
マザーボードのど真ん中にサインが書かれています。
これ、ニック・シーというOC界では世界的に有名な方。
このマザーの開発には彼も協力しているとか。
彼の手がけたOC設定がプリセットとして登録されています。
これでサクッと世界レベルのOCができるわけですけど、どれも極冷前提のものでした。
・スイッチ類
最後に右下のスイッチ類の紹介です。
まずPOSTコードを表示するLEDですね。
もうこれは必要不可欠。起動しない原因がすぐ分かります。
その左にスイッチ類があると思います。
一番左がPCIeの有効無効を切り替えるスイッチ。
例えばPCIeが壊れて起動できないとかいう場合、刺さっているものをはずさなくてもここで無効にするだけで原因の切り分けが可能です。
その右、LN2モードの切り替えスイッチ。
これはCPUを熱から保護する機能を切り替えることができます。OC時でもクロック低下を防ぎます。
その右がSLOWモード。
これを有効にすると、CPUを最低クロックで動作させることが可能です。
その下にあるスイッチが電源、リセットスイッチ。
ケースに入れずにOCしまくる場合はこれがないとめんどくさいことになります。
動作確認の時にも便利ですね。
その横にある+-MENUスイッチが、マザーボード上だけでOCをしたり、
電圧情報を表示したりする際に使用するスイッチです。
ここを操作するだけで色々変更できるってすごい。
・その他機能
その他の面白い機能を紹介しておきます。
なんとこのマザー、防水コーティングがされているそうで、HPにはコーラをぶっかける写真が掲載されています。
液体窒素やクラムチャウダーがかかっても大丈夫だそうですよ。
また、ASRockおなじみの除湿機機能も健在です。
電源を切っていても一定時間ごとにファンを回してケース内の空気を排気する機能です。
HDDSaverという機能がありまして、付属品でケーブルを紹介しましたが、
この機能、パソコンが付いている状態でHDDの電源を完全に切ることによって、
HDDを一時的に完全に認識できなくしたりすることが可能だそうです。
これによってセキュリティ的にも安心ですね。
相変わらずASRockは面白い機能を搭載してるようで安心しました。
・気になったところ
私が気になったところです。
いいところも悪いところもあります。
・PCIeとメモリクーラーの干渉
グラボを一番上のスロットに指すとメモリクーラーがどうやっても載せられなくなります。
4way対応のマザーではどうしよもないと思ってたんですけど、よく考えたらそうでもない?
上から3本目までのPCIex16スロットはx16動作しますので、シングルであればこの3本どこに指しても性能変わらないはずです。
私の場合、290と7870という2本のグラボを使用して出力させていますので、一番上のスロットを開けて、二番目三番目のスロットを使えば性能そのままにメモリクーラー付けれる…?
グラボは一番上のスロットに挿せば良いみたいな先入観ありましたけど、そうでもなさそうですね。
後日検証してみたいと思います。
ちなみに現在290はx8、7870はx4モードで動作していました。
CFXではないものの2本挿してますので、290がx8動作なのは納得なんですけど、7870はx4になっちゃうんですね…。
・USBヘッダピン
USB3.0*1、USB2.0*1のヘッダピンが用意されています。
個人的には、USB2.0ヘッダピンが2つは欲しかったなという印象。
カードリーダーで一つ、H100iで一つ、ファンコンで一つ欲しかったんですが、
今までもファンコンは諦めてUSBケーブルは繋がずに使用していまして、少なくとも2つあれば嬉しかったんですけどね。
と、最初思ってたんですけど、H100iのはケーブル変えれば後ろのUSBにつなげますので、この問題も解決しております。
というわけで、ひと通りマザー本体のレビューを行ってまいりました。
次回は付属のソフトの使い勝手や、SATAやLANの速度のお話、
その次にやっとCPUのOCに関してかければいいかなと思っております。
すっごい遅くなった上になんかグダグダで申し訳ないですが、
次回もぜひよろしくお願いします!