vCenterConverterを使ったP2Vメモ

VMware vCenter Converterを使ったP2Vの方法をメモしていきます。

実際の操作はWindows7、ターゲットはUbuntuServerで行っていきます。
今回はサーバーが起動している状態でリモートで変換するホットクローニングを試みます。

まず、vCenterをインストールし、起動します。
左上の「Convert machine」をクリックでConversion画面が開きます。

まずはソースに関する設定をしていきます。
ソースタイプは今回はPowered-on machineです。

その下にpowered-on machineの詳細を書くところがありますので、A remote machineのまま、IPアドレス、ユーザー、パスワード、OSを選択します。
ユーザーはrootにしておくと間違いないでしょう。

Nextを押すとマシンの検索をしてくれるのですが、この時対象のマシンにSSHで接続できる必要があります。
もしSSHの設定で22番以外のポートを設定していたり、秘密鍵での認証を有効にしている場合は一時的に無効にします。

指定したユーザーからのログインを弾いている場合(rootなど)はその設定も無効にしておきます。

ターゲットに正常にアクセスできると、確認のメッセージが出ますのでOKします。

続いてESXiサーバーの情報を入力します。

サーバーに正常にアクセスできると、インベントリの中身を確認することが出来ます。
また、ここで仮想化した際のマシン名を変更することも出来ます。

次に進むと、仮想ディスクをどのデータストアへ保存するか聞かれます。
とりあえずデフォルトで作成されていたデータストアへ保存することにしました。

次にOptionです。
サーバーなどで大量のディスクをマウントしている場合、一番上のディスクコピーで容量オーバーエラーが出ている事があります。
クリックするとディスク一覧が出ますので、コピーするディスクを選択しなおしましょう。

また、LVMやLVGパーティションを利用している場合は、カーネルパニックを防ぐために基本パーティションに変換してもらいます。
Data to copyを開き、Advancedをクリックして詳細オプションの設定に入ります。
Destination layoutタブを開き、LVGとなっているディスクを選択して左下のTo Basicをクリックすればおっけーです。

設定の変更が終わったらNextをクリックします。
最終的な設定の一覧を確認することが出来ます。

満足出来たらFinish。

するとジョブ一覧に先ほど設定したジョブが追加され、作業が始まったことが確認出来ます。
終了まではしばらく待機ですね。

と思ったら「fault.HelperVmFailedToObtainIpFault.summary」とか言うエラーを吐いて数分で停止。
どうやら日本語だと失敗: ヘルパー仮想マシンの IP アドレスを取得できません。というエラーになるのかな?

停止してしまったものはしょうがないので、ジョブを右クリックしてCopy as newをクリックして設定をコピーしてもう一度やってみます。

先ほどディスクの選択をしたOptions画面ですが、この一番下にあるHelper VM network configurationという設定が重要な模様。
デフォルトでは自動でIPアドレスを取得してくれるようになっているのですが、エラーが出たので手動で書き直します。

適当なIPアドレスを設定し、後はそれぞれ記入します。
DNSサーバはプライマリだけ書いておけば問題なさそうです。

が、これでも動きません。

二時間ぐらい試行錯誤していたのですが、ふとvSphereクライアントの方で自動生成されるマシンを見ていると、NICが追加されていないことが判明。
ので、最後のFinishを押して仮想マシンが生成された瞬間にvSphereの方で仮想マシンの設定の編集をクリックし、追加からNICを追加してOK。
これをvCenterによって自動で動き始める前に行いました。

するとどうでしょう、NICが追加されDHCPサーバから自動でIPアドレスを取得してきてくれました。
エラーも出ていません。

正直なんでNICが自動追加されていないのかさっぱりですが、Optionsではなくこっちを編集することで解決したようです。
→オプションのNetworksで追加出来ました。デフォルトで一個追加しとけよ…。

さて、これで順調に作業が進んでいるようでしたので、後はもうコピーを待つだけかと思っていたのですが、そう簡単には行きませんでした。

100%?99%?になったところで「event.UnixP2VReconfigureFailedEvent.summary」というエラーで失敗。
これは「ターゲット仮想マシンを再構成できません。」というエラーらしい。

ちなみにこの状態だと一応仮想マシンの作成は出来ており、起動しようとすると「Error loading operating system」で停止します。

Reconfigureでエラーということなので、とりあえずReconfigureせずにチャレンジしてみます。
オプションのAdcanced optionから、Reconfigure destination virtual machineのチェックを外し、設定を完了します。

そしてまた待機。

しばらくすると今度はCompletedとなりましたが、相変わらずError loading operating systemエラー…。

とりあえずここまで

その後成功するまではこちら



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