今更!FX-8350レビュー&オーバークロックレポート

皆さんこんにちは。
先日Optimus Gのレビューを投稿いたしましたが、機種変の少し前あたりに、CPUも交換しておりました。
なかなかレビューを書くことができず、いまさら感がありますが、レビューを投稿しておきたいと思います。
small_fx-83506.jpg
FX-8350です!
990FX Extreme4を買う時に、こいつを乗せることはすでに想定しておりました。
本当はもっと、具体的には来年の春、Steamrollerが見えてきて安くなってきたこいつを買おうかなーとか思ってたんですが。
がまんできませんでした!
Steamrollerではシングルコア性能が高まるとかいう話を聞いてどうしようかと思ってたんですけど、
そもそも後一年あるし、AM3+で出てくれるかもわかんないしということで、どうせ乗せるなら熱いうちにというわけです。
正直言って性能は965BEで何も問題なかったんですけど、まさか二万切りで出てくると思っておらず、さらにほしくなってしまった次第でございます。
それではさっそくレビューしていきましょう!
オーバークロックもあるよ!


・スペック
スペックは散々出てますので、詳しくはそういったところを見ていただければいいかと思います。
簡単に説明しておくと、
・世界初のネイティブ8コア(4モジュール8コア8スレッド)
・定格クロック4.0GHz
・TDP125W
・価格は18000円でお釣りが来る程度
定格4.0GHz、TurboCore時4.2GHzで、965時代の私の夢であった4.0GHz越えを定格でやってのけてしまいました。
それでいて、TDPは125Wに留まっております。
価格も安く、8コアCPUという満足感も手に入ります。
サクッと購入できて、オーバークロックなどで超遊べるCPUに仕上がっています。
・ベンチマーク
開封とか付属品とかいつもみたいにやろうかと思いましたが、開封はカンカンあけるだけですし、付属品もいつのも品々でしたので省かせていただきます。
それではさっそく気になるベンチマークへ。
このCPU、性能的にはインテルのi5と同程度、i5とi7の中間、i5のちょっと下、i3のちょっと上などと言われています。
なんでこんなにまちまちな言われ方をしているかと申しますと、まだ8コアの性能を十分に発揮できるソフトが存在しないこと、Windowsが8コアに十分に対応してないこと、シングルコア性能が低いことなどがあり、得意不得意が顕著に表れるからです。
Windowsが対応してない問題は、Windows8で改善すると言われていますし、7ではアップデートも配信されました。
ただ、このアップデートを適用すると、4コアと認識されるようになって悲しいことになります。
性能より8コアというロマンでしょ!わかってないなMS!
ではでは、さっそくベンチマークの結果を載せていきます。
スコアをとったソフトはこちら

PC Mark 7
3D Mark 11
ストリートファイター4
バイオハザードV
The Last Remnant
CINEBENCH 11.5
FF XIV
Heaven Bench 3.0
スーパーπ(419万桁)
AMD OverDrive
A列車で行こう9
PSO2
MHF
MHF絆
ゆめりあ
3Dカスタム少女
リアル彼女
WEI

できる限り最高設定で動かしています。
また、DirectXのバージョンが選択できるものは、新しいもので計測しています。
実は、6950を買ったときに9800GTとの比較用に行ったベンチがもとになっていますので、GPU依存の高いベンチが多めになっています。
CPUの性能がほぼ関係ないと思われるベンチもありますが、まぁ、常用する際に一番やるであろう作業はゲームとかだと思って勘弁してください…。
(なんでこれだけベンチまでして6950のレビュー書かなかったのかというと、ただ単にもう型落ちだったからです。)
その前に、テスト機の構成はこちら

・CPU:AMD Phenom II 965BE/FX-8350
・マザー:AsRock 990FX Extreme4
・メモリ:8GB(DDR3-1600)
・クーラー:兜
・電源:剛力3Plugin 700W
・ケース:Corsair 500R
・GPU:Radeon 6950@GPU900MHz,RAM1300MHz

GPUはオーバークロック済みです。
それでは、965BEとの比較です。
83502.jpg
おおむねいい感じの性能向上ではないでしょうか。
整数計算の向上とてつもないですね。
その一方で、π焼きなどのシングルコアの性能に依存するベンチマークでは、数値の低下が激しいですね。
わかって買っていたのでしょうがないですか、このシングルコアの弱さは痛いものがあります。
しかも現在8コアの性能を満足に生かせるものは常用ではほぼ無いでしょうから、ますますシングルが弱いのは気になってきます。
まぁこいつに求めるのは、シングルの強さではないですし。
これを買う人なら、オーバークロックしますよね、きっと。
こいつに期待するのは、どれだけ遊べるかなんですよ!
このCPUを買った以上、定格運用なんてするわけもなく!
続いてオーバークロックをしていきます!
・オーバークロック
さてさて、お待ちかねのオーバークロックでございます!
CINEBENCH 11.5のCPUとOpenGL両方完走でオーバークロック成功とみなす、あまあまな基準です。
基本は先ほどの構成です。
1,定格電圧で倍率のみを上げていき、失敗したら電圧を上げてリトライ
2,定格電圧での限界安定倍率を見つけたら、その動作クロックになるように倍率を下げてベースクロックを上げる。これを繰り返し、失敗した場合は電圧を上げてリトライ
この手順を踏んで、それぞれスコア測定と、限界安定クロックおよび倍率を見つけていきたいと思います。
電圧はCPU最大の1.55Vを最大とし、何があってもこれ以上の値には設定しません。
990FX Extreme4はあまり設定できる項目は無いのですが、各省電力設定、TurboCore、APMなどはオフにしてあります。
また、NBとHTのクロックはそれぞれ2200MHzに設定し、ベースクロックを変更する際はこの数値になるべく近くなるように調整します。
メモリも1600MHzに設定し、ベースクロックを変更する際はこの数値になるべく近くなるように調整します。
そして、LLCという機能があるのですが、これはオフにします。
ASUSなどのマザーでは、Extremeとかに設定する項目ですかね?
このマザーでは、LLCをAUTOにした状態ではまともにオーバークロックできませんでした。
というかこれに気がつかなかったら泣いてるところだった。危ない。
LLCって電圧を一定に保つ機能のはずなんですけどね。
あと、このCPUでOCする際は、電源に十分な容量を確保してあげてください。
ワットチェッカーなどで計ったわけではないのですが、OCするととんでもない電力を食うようになるそうです。
また、成功した倍率、電圧およびベースクロックの組み合わせで、ベンチマークをとってスコアを比較していきます。
それではまず、ステップ1、倍率を上げ、成功したらまた倍率を上げ、失敗したら電圧を上げ、の繰り返しです。
では早速、クロック、電圧、CINEBENCHのスコアの表です。
83503.jpg
83504.jpg
83505.jpg
まさかの5.0GHz越え!
すげぇ!
倍率での調整が限界を迎えたので、ベースクロックをいじって刻んで見ました。
5.1GHz、5.2GHzとまではいきませんでしたが、さくっと5GHz越えできたことは特筆すべきでしょう。
ベンチのスコアを見ると、4.8GHzあたりからスコアが低下し始めてます。
何でかっていうと、冷却性能の限界だからです。
備考欄のmaxは温度になります。
speedfan読みで適当に目視したものですが、大体これくらい。
後半はほんとにギリギリですね。
熱の面からみても、4.8GHz以上で常用は不可能そうです。
まぁ…兜じゃぁねぇ、そりゃあ…
ますます水冷がほしくなりますが、それでもある程度のオーバークロックであれば兜などの安いクーラーでも耐えることができそうです。
で、問題の定格での安定動作限界ですが、どうもというかやはりというか、4.5GHzあたりのようです。
4.6GHzでもベンチは通ったんですが、エクセルでスコアの表を編集してるときにBSoDしました。
というわけで、PCCKでは、8350の安定動作クロックは4.5GHzとみなして進めて行きたいと思います。
大体の動作限界がわかったところで、ステップ2、ベースクロックをいじっていきます。
倍率だけ変えてOCできるんだからいいじゃんと思うかも知れませんが、一般的に、同じクロックでも、倍率を変更した場合と、ベースクロックを変更した場合とでは、後者の方が性能が高くなります。
なので、ここからさらにスコアアップを目指して行こうと思います。
コアクロックが4.5GHz付近になるように、まずは倍率とベースクロックだけを変更します。
電圧は定格のまま。
成功したら、さらに倍率を下げてベースクロックを上げます。
これで失敗したら電圧を上げてリトライ、の繰り返しです。
ベースクロックを変更すると、NBやHTやメモリクロックが連動して変化してしまいますので、適宜NBとHTは2200、メモリは1600に近づくように調整しています。
で、サクッとベースクロックをいじってみたところ、225の20倍、237の19倍、250の18倍で成功しました。
これ以上はきつそうなのでやめておきます。
250では、さすがに定格電圧では成功しませんでした。
一応、最終的には定格電圧で常用できる限界を探して行きたいと思っているので、そういう意味ではこれはアウトになりますね。
250でも定格より多少盛れば安定するようでしたので、常用できる範囲ではあると思います。
ではお待ちかね、それぞれの組み合わせでのベンチのスコアの表です。
左から、965BE@3.4GHz(定格)、8350@4.0GHz(定格)、8350@4500MHz(200X22.5)、8350@4500MHz(225X20)、8350@4503MHz(237X19)、8350@4500MHz(250X18)です。
83506.jpg
定格でも、965BEと比べて大きく性能が向上しています。
が、相変わらずシングル弱い…
オーバークロックした際は、π焼きをはじめとして、シングルコア性能が向上していますね。
同じ4.5GHz程度のクロックでも、倍率だけを変更した場合と、ベースクロックを変更した場合とでは雲泥の差があります。
その一方で、20倍、19倍、18倍のスコアを比較すると、あまり差がないようにも見えます。
実は、19倍18倍ではベンチの結果が優れず、何回か走らせてもっともよかったスコアがこちらだったりします。
たしかに、AMDのベンチマークやPCMarkなどのスコアを見れば多少の差はあります。
が、22.5倍と20倍ではある程度の差があり、20倍と19倍では気持ち差がある程度、19倍と18倍にいたってはほぼ差がありません。
むしろ低下しているものもありますし、正直言って誤差の範囲ではないでしょうか。
22.5倍と18倍を比べれば大きな差になりますが、定格という縛りから外れる上に、そこまで恩恵があるとも思えません。
このあたりはおのおのの考えによって変わってくると思いますが、私は22.5倍で十分かなぁと思いました。
本当は各組み合わせで消費電力も測りたかったのですが、ワットチェッカーって割と高いんですよね…
だれか譲ってください…
で、安定常用限界はどこかというと、PCOKでは1.4Vの4500MHz(225X20)としておきます。
この組み合わせであれば、よほど定格でも動くと思いますが、OCCTとかでテストしたわけではないですし、念のため1.4Vにしておきました。
もっと盛ったほうがいいかも。
そこは消費電力や冷却性能との兼ね合いになってきますので、ご自分の環境に合わせてOCを楽しんでみてください。
ただ、おそらく4.5GHzでも消費電力はだいぶ上がってると思います。
安定常用の限界は4.5GHzあたりだと思われますが、実際は4.3GHzあたりにとどめておくのがいいかなぁと感じました。
正直ベンチでもしないと違いわからないですしね。
っていうかベースクロックいじってNBとかHTとかメモリクロックとかでごたごたするくらいなら、200の22.5倍でサクッとOCした方が効率いいんじゃないかなーって。
そうそう、Windowsエクスペリエンスインデックスは、どうがんばっても7.8が限界でした。
オールカンスト達成ならず。
悔しいですが、5.050で無理だったなら無理でしょう!と、あきらめることにしました。
でもねー、5.050GHzって1.535Vなんだよねー。1.55V使い切ってないんだよねー。がんばればまだ行ける気がするよねー。
・その他
低クロック病
オーバークロックでスコアをとるために、省電力設定はすべてOFFにしていたのですが、
一度でもスタンバイをかけるとクロックが1.4GHzに固定されてしまう現象が発生。
マザーとの相性かも知れませんが、普段スタンバイ運用している私のような方はご注意を。
この現象はCnQを有効にすることで回避できました。
なお、オーバークロックをしているときは、CnQ有効でもクロックは変動していないようです。
復帰失敗症候群
名前は適当につけました。
ベースクロックをいじった際に、スタンバイから復帰できなくなってしまう病気です。
原因は不明。
この不具合?の面からも、ベースクロックはいじらずにカジュアルなOCにとどめておいた方が手っ取り早そうです。
解決方法ご存じの方おられましたら教えてくださいお願いします。
・総評
正直、スペックを追い求める方にはお勧めできないのがAMDのCPUです。
インテルにも敗北宣言してますし、得意分野に専念することに決めましたし。
しかし、このCPUは、世界初のネイティブ8コアという満足感も得られますし、オーバークロックも超楽しめますし、それでいて価格も安いですし、
私は皆様にお勧めできるCPUだと感じました。
メイン機でスペックを追い求める、とは行きませんが、ロマンを追い続ける皆様、いかがでしょうか。


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